契約終了・退職
優秀な人材を定着させるには社内の意識向上が必要
「仕事もよくできて、真面目そうな人だったのに・・・」「元気そうだったけど・・・」派遣社員に対して、突然来なくなる、何かあるとすぐにやめてしまう、そんなふうに感じている方も多いかもしれません。
しかし、労働者側だけの問題にされることの多かったこうした問題も、最近では企業側の問題とされることのほうが多いことをご存知でしょうか。
最近は人手不足の会社はたくさんあり、派遣会社もたくさんありますから、優秀な人材ほど、条件のよいところへ移っていける時代です。まして、今は求人も多く、派遣社員は派遣法に守られているので、あまりぞんざいに扱うと、やめてしまう人は結構多いともいわれているのです。
派遣社員が突然来なくなる企業では、離職率も高い傾向があります。派遣先の企業の担当者は、心当たりがないなど、把握していないかもしれませんが、社内では派遣社員への配慮が足りず、差別的な待遇や嫌がらせを受けているといったケースも、残念ながら多く、誠意のないいい加減な会社ととらえられているのかもしれません。
事例
派遣社員が突然出社しなくなり退職してしまうことがあり、優秀な人材が定着しない。
対策方法
- コンプライアンスマニュアルを作成し、守る仕組みを持たせ運用する。
- 派遣社員への配慮や意識づけを職場内に浸透させる。
派遣社員に関する調査によると、ほぼ半数以上の人は、人間関係やコミュニケーションの問題が原因で「派遣先企業で働きたくない」と感じた経験があるそうです。中でもいちばん多いのが、派遣社員と正社員がうまくいっていないケース。
こうした会社の「派遣だから」という扱いの背景には「派遣社員の存在が嫌い」「気に入らない」などのように、法令順守や配慮どころか、派遣社員活用のメリットさえただしく理解されずにいる状況であることが見えてきます。
トラブルによる優秀な派遣社員の離職は、企業にとって大きな損出です。しかし、職場全体で派遣社員活用のメリットを理解し、派遣社員への配慮を今まで以上に重視することでトラブルは未然に防げます。
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